ICL(眼内コンタクトレンズ)手術

■おしらせ

2025/12/01
令和8年1月のドクタースケジュールを追加しました。
2025/11/04
令和7年12月のドクタースケジュールを追加しました。

レーザー治療


大宮かどまち眼科では、最新鋭のレーザー治療装置を2機種導入し、「網膜疾患」と「後発白内障」に対して、負担の少ない日帰り治療を行っています。
いずれのレーザー治療も日本眼科学会認定 眼科専門医が対応いたします。

網膜光凝固治療(PASCAL®レーザー)

網膜光凝固術とは

レーザーを照射して網膜を熱凝固させ、網膜の病気を治療する方法です。病気の種類により目的は異なり、新生血管の抑制や、レーザーによる瘢痕(はんこん)を利用して網膜を癒着させる方法などがあります。適応疾患の一つとして、ここでは網膜裂孔を例に説明します。

網膜裂孔
網膜の割れ目のことで、網膜剥離をひきおこす可能性がある疾患です。

治療

網膜裂孔の治療は、網膜剥離への進行を予防することです。
網膜の裂孔のみで網膜の剥離をともなっていない時点では、裂孔の周囲をレーザー光凝固で焼き固めるだけで、網膜剥離の予防ができることが少なくありません。

網膜裂孔の周りの網膜にレーザーを照射し、網膜が剥離しないように焼き固めます。ただし、硝子体によって網膜が強くひっぱられた場合には、光凝固をしても網膜が剥離してしまう場合があります。

当院の PASCAL® Pattern Scanning Laser Photocoagulator は、複数のレーザースポットを自動的に配置できる「パターンスキャン方式」を採用。
従来のレーザーよりも短時間・高精度・痛みの少ない治療が可能です。

●主な対象疾患と治療目的
疾患名 治療目的
糖尿病網膜症 新生血管の発生を抑制し、出血・剥離を防ぐ
網膜裂孔・円孔 網膜剥離への進行を予防
網膜静脈閉塞症 血流障害に伴う浮腫や出血の進行を抑える
中心性漿液性網脈絡膜症 病変部の吸収を促進(選択的照射)

特徴

  • 最大25カ所の同時照射で、従来より治療時間が短い
  • 痛みが少ない(個人差があります)
  • 日帰り治療が可能(当日のご帰宅可)
後発白内障治療(YAGレーザー)

後発白内障治療とは

白内障手術の後、眼内レンズを支える後嚢(こうのう)という膜が、時間の経過とともに濁ることがあります。これを後発白内障と呼び、視界のかすみまぶしさなどの症状が現れます。
当院では YAGレーザー(ヤグレーザー) を用いて、濁った後嚢に小さな開口部を作り、透明な見え方の回復をめざす治療を行っています。

治療の流れ

  • 1:点眼麻酔を行い、瞳孔を拡げます
  • 2:レーザーを数分間照射し、濁りの膜を開口します。
  • 3:終了後に眼圧などを確認し、痛みはほとんどなく、そのままご帰宅いただけます

特徴

  • ●切開なし・外来で数分の治療(所要時間には個人差があります)
  • ●再発はまれ(必要に応じて追加照射で対応可能)
  • ●視力回復効果が早い(翌日から改善実感)