多焦点眼内レンズについて
多焦点眼内レンズとは？
- 多焦点眼内レンズで「遠・中・近」を快適に
- 従来の単焦点レンズは「遠く」か「近く」のどちらかにピントを合わせるため、眼鏡が必要になることが多くあります。一方、多焦点眼内レンズは複数の距離にピントが合う設計となっており、日常生活で眼鏡に依存しない視力を得られる可能性があります。
遠・中・近のいずれか1つの距離に焦点が合います。
遠方・中間・近方の3つの距離に焦点が合い、
各距離でクリアな見え方を実現します。※1
※1 3つの焦点距離にあるものをクリアに見られますが、焦点距離のあるものであっても、
単焦点レンズほどクリアな視界は得られません。また、強い光を眩しく感じることがあります。
遠方から実用的な近方距離※2まで切れ目なく
焦点が合い、より自然な見え方を実現します。
※2 実用的な近方距離：細かい字を読む場合等に
近方用の眼鏡が必要になる可能性があります。
| 単焦点眼内レンズ | 多焦点眼内レンズ | |
|---|---|---|
| メリット |
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| デメリット |
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当院ではメリット・デメリットを丁寧にご説明し、納得いただいてから手術を行います。
眼内レンズの見え方の違い
眼内レンズはあらかじめ設定した距離に焦点が合うようになっているので、レンズによって見え方が異なります。夜間は、レンズの種類によって電灯や車のライトが散乱して見えたり、ライトの周りに丸い輪状の光が見えたりすることがあります（グレア・ハローと呼ばれます）。
遠・中・近のいずれか1つの距離に焦点が合います。
遠方、中間、近方の3つの距離に焦点が合い※1、各距離でクリアな見え方を実現します。
※1 3つの焦点距離にあるものを、クリアに見えられますが、焦点距離のものであっても、
単焦点レンズほどクリアな視界は得られません。また、強い光を眩しく感じることがあります。
遠方から実用的な近方距離※2まで切れ目なく焦点が合い、
より自然な見え方を実現します。
切れ目なく焦点が合い、より自然な見え方を実現します。
※2 実用的な近方距離：細かい字を読む場合等に近方用の眼鏡が必要になる可能性があります。
費用について
多焦点眼内レンズを使用する白内障手術を受ける場合、当院では選定療養の費用として、通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
| 多焦点眼内レンズの種類 | 金額 |
|---|---|
| クラレオン パンオプティクス クラレオン パンオプティクス 乱視用 |
286,000円 308,000円 |
| クラレオン ビビティ クラレオン ビビティ 乱視用 |
286,000円 308,000円 |
| テクニスピュアシー テクニスピュアシー 乱視用 |
286,000円 308,000円 |
よくいただくご質問
眼内レンズは目の中に入っているので、ゴロゴロしたり痛かったりすることはありません。
目の表面の傷口が多少ゴロゴロすることがありますが、1週間程度で治ります。
手術後翌日から通常の日常生活が可能です。
1週間ぐらい洗顔や洗髪、運動などに注意する必要があります。
単焦点レンズを使用する治療では、レンズの費用を含め通常の白内障手術は全額保証適用※1です。多焦点レンズを使用する治療では、単焦点レンズとの差額などを自己負担すつことで受療できます(選定療養※2)。
※1保険診療での負担額は、加入している保険の種類や手術時に使用する薬剤によって異なります。かかりつけの医療機関で確認が必要です。
※2選定療養とは：治療に関わる追加費用を自己負担することで、保険適用外となる治療を保険適用の治療と組み合わせて受けることができる制度。
基本的に、一度挿入した眼内レンズは耐久性があるので一生使い続けます。特別な理由がない限り、レンズ交換や再手術の必要はありません。
ご不安があれば医師に相談ください。
白内障は、一度手術を受ければ基本的に再発することはありません。しかし、術後しばらくしてから、水晶体嚢が濁る「後発白内障」で視力が低下することがあります。通常の外来診療でレーザーを用いて濁りを除去できるので心配はいりません。