ICL(眼内コンタクトレンズ)手術

■おしらせ

2025/12/01
令和8年1月のドクタースケジュールを追加しました。
2025/11/04
令和7年12月のドクタースケジュールを追加しました。

日帰り白内障手術


当眼科の白内障手術は日帰り手術です。その日にお帰りになれます。白内障の手術と同時に網膜硝子体の手術も日帰りで実施しています。

白内障手術について

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズ(IOL)を挿入する治療です。当院では局所麻酔・日帰りで実施し、術前検査から術後ケアまで眼科専門医が担当します。

眼内レンズについて

眼内レンズは直径約6mmの人工レンズで、一度挿入したら交換は原則不要です(例外あり)。当院では保険適用の単焦点レンズのほか、希望に応じて多焦点眼内レンズ(選定療養)のご相談も承ります。

単焦点レンズ(保険適用)
単焦点眼内レンズは、焦点を1か所(遠くまたは近く)に合わせるタイプです。
遠くに合わせた場合は運転やテレビ視聴が見やすくなりますが、手元を見る際は眼鏡が必要です。
逆に、近くに合わせると読書や手元作業がしやすくなりますが、遠くを見るときに眼鏡が必要です。シンプルな構造で安定性が高く、保険適用で受けられる標準的な治療法です。

多焦点眼内レンズ(選定療養)
多焦点眼内レンズは、遠く・中間・近くなど複数の距離にピントが合うよう設計されています。
日常生活でメガネに頼る機会を減らせる利点がある一方、夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)やコントラストの低下を感じる場合もあります。
多焦点レンズをご希望の方は、別途「選定療養」として費用のご案内をいたします。

白内障手術を受けるタイミング

白内障手術を検討する時期は、生活や視力の状態によって異なります。以下のようなケースでは、手術が有効な場合があります。

視力の低下が日常生活に支障をきたす場合
●物がかすんで見える
●明るい場所でまぶしく感じる
●運転、読書、テレビ視聴などに不便を感じる

メガネやコンタクトレンズで矯正できない場合
矯正しても視力が改善しない場合、眼内の水晶体が濁っている可能性が高く、手術の適応となることがあります。

医師が進行を確認した場合
定期検査で白内障の進行が認められた際は、早期手術が推奨されることがあります。進行を放置すると手術時のリスクが高まり、手術が難しくなることもあります。

緑内障や糖尿病など、他疾患をお持ちの方
白内障による視界の濁りが合併疾患の治療を妨げる場合、早期手術が必要になることがあります。

白内障手術を早めに行うメリット

1. 生活の質(QOL)の向上
視界が明るくなることで、外出や読書など日常生活が快適になります。周囲とのコミュニケーションも取りやすくなり、生活の自立度が向上します。

2. 手術が行いやすい
水晶体が柔らかいうちに手術を行うことで、処置時間の短縮や合併症リスクの軽減が期待できます。進行が進むと手術が難しくなるため、早めの実施が望ましいです。

3. 合併症リスクの軽減
白内障が進行すると、眼圧上昇・チン小帯断裂・虹彩炎などの合併症を招くおそれがあります。早期治療によってこれらのリスクを抑えることができます。

まとめ

白内障手術は安全性が高く、視力と生活の質を改善できる有効な治療法です。見え方に違和感を感じたら、早めに眼科専門医へご相談ください。
当院では経験豊富な眼科専門医が手術を担当し、術前検査から術後ケアまで丁寧に対応いたします。